獅子山とは字のごとく「獅」は親獅子でオス・メスの印を持ち、
「子」は子獅子、そしてボク石を積んだ「山」から成りますが、当社の獅はオス・メスの印はあるが、子と山がないので「獅子山くずし」という。
「山無し獅子山」は安政2年(1855)の大地震以降に造られるようになった。
溶岩石であるボク石を積んだ築山よりも従来の台石を重ねた方が地震には強いと考えられたのかもしれない。
なお獅子山に乗ったものを獅子、山無しの場合の獅子は狛犬と呼ぶことにする。
なおこの狛犬は山ではなく雲に乗っている。
「雲の輿」という仏が乗り物とする瑞雲があるという。
縁起の良い雲に乗った狛犬は「雲狛犬」と呼ぶべきか。
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