蛇 〜 ヘビ(1) 弁天・弁才天・弁財天の蛇 |
弁天/弁才天/弁財天/弁天について
弁天は、古代インドにおける川の神(女神)で、サラスヴァティといい、水神、農業神として崇拝されたという。
江島神社(神奈川県)、厳島神社(広島県宮島)、竹生島神社(滋賀県琵琶湖)が |
弁天は宇賀神とも習合した… 一方で、弁天は日本神道古来の神である宇賀神とも習合して一体化し、弁天の頭上に宇賀神が載っている像や蛇身の弁天像もある。 宇賀神は日本固有の神で、老人の頭を持ち身体は白蛇(人頭蛇身)の姿をしていて、農業・食物・財福の神とされる。
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矢川弁財天
奉納:立川市柴崎町 中村仙太郎 妻フミ
昭和18年5月吉日(1943)
○中石材店 刻
東京都立川市羽衣町3-29
JR南武線西国立駅下車歩7分
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宝珠山光福院医王寺(ヤクオウジ)
弁財天堂前、とぐろを巻く大蛇 阿吽をして、太く長く重量感のある、おっとりした蛇像 建立年は不明 埼玉県三郷市早稲田8-16 |
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社伝によると、大永2年(1522)安芸の宮島より分霊し祀ったと伝わる。
かつてこの社は森厳幽すいの地にあった。 社の中には二匹の白蛇が住んでいて吉凶異変があると姿を現したとされる。(白蛇弁財天由来記) 蛇像は1級技能士(杉山石材店)の奉納 昭和59年(1984) (祭神 市杵島姫命) 栃木県芳賀郡二宮町久下田(クゲタ)古池ヶ淵 |
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岩国白蛇保存会(白蛇資料館)に併設された神社である。
宇賀弁財天を祀る。 弁財天と、日本古来の人頭蛇身の宇賀神とが習合した神で、両神はともに、農業神(稲荷神)の要素と財福神などの要素をもち、蛇に縁のある神である。 神社入り口の階段上に、弁財天の神使の白蛇の像が対で奉納されている。 蛇は、米俵に巻きつき、打出の小槌に顎をのせていて、上述した祭神の農業・財福の功徳(ご利益)を表している。 2001年巳年の記念事業として「白蛇保存会」が奉納したもの。 立派な像である。 山口県岩国市今津町6-4-2 |
宇賀神弁天を祀る。 三層楼の舞台造りの社殿。 |
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出流原(いずるはら)弁天池は古生層石灰岩からの湧水で名水百選。 弁財天のお使いの、大きなオブジェ風白蛇像などが奉納されている。 栃木県佐野市出流原町1,262 |
弁天堂(島) |
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「大谷観音」の名で知られ、坂東33霊場の第19番札所。 堂内の岩壁面に彫られた磨崖仏は、国の重要文化財であり特別史跡。 本堂左手奥にある大きな池の中の島に弁財天を祀る。 左右に神使のオブジェ風白蛇がある。 |
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赤い弁天堂の白ヘビの由来(大谷寺の説明坂)
「昔、この池に毒蛇が住んでおり、毒をまき人々を困らせていました。 時に大同、弘仁の頃、弘法大師がこの話を聞き、秘法をもって退治したといいます。 その後、毒蛇は心を入れ替えて白へびとなり、弁財天にお仕えしています。」 栃木県宇都宮市大谷町1,198 |
元享2年(1322)の旱魃時の雨乞祈願による降雨を感謝し 蛇窪村の鎮守として創建されたと伝わる。 |
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境内の弁天社にオブジェ風の白蛇が奉納されている。
荏原七福神のひとつ。 東京都品川区二葉4-4-12 |