〜イヌ(9)  八幡大菩薩(八幡神)と犬・猪 (一代守本尊)
水戸八幡宮の拝殿の前に、犬(右)と猪(左)を一対とした像が置かれている。
これは、八幡大菩薩(八幡神)が、阿弥陀如来と共に、
戌・亥年生まれの人の
一代守(イチダイマモリ)本尊」(守護仏、守護神)とされることによる。
水戸八幡宮 〜 祭神:誉田別命(応神天皇)、神功皇后、姫大神
慶長3年(1598)に水戸城主の佐竹氏の守護神として建立された。
本殿は入母屋造り、こけら葺きで国指定重要文化財。

守護亥神(イノシシ)

守護戌神(イヌ)
拝殿前の左右に犬と猪の像が対で置かれている。
この社のパンフレットの御神徳の中の一つに「
戌亥年守護」とあり、「御祭神の応神天皇、神功皇后は、戌年、亥年生まれと伝えられ、戌亥年生まれの方の一代の守護神として、古来より崇敬されている」と書かれている。
これを受けて、拝殿前の右にイヌ(犬)、左にイノシシ(猪)の像が置かれた。
イヌは「守護戌神」、イノシシは「守護亥神」とされている。
奉納ではなく、八幡宮が置いた像である。

茨城県水戸市八幡町8-54
JR水戸駅北口 茨城交通バス「栄町二丁目」下車5分