亀
〜カメ(2)
隅田川神社(水神社)の亀
隅田川神社は隅田川の総鎮守とされ、「水神社」「水神宮」と呼ばれていた。
河川交通の象徴として「亀」が神使とされ、「水」が神紋とされたと思われる。
隅田川神社(水神社)と亀
「水神宮」碑(文政2年建立)
隅田川神社は、かつて「水神社」「水神宮」と呼ばれ樹木が繁茂し、水神の森とも称されていた。
また、隅田川の増水でも沈むことがなく、「浮島」とも呼ばれた。
昔からこの神社は、河川交通の要衝にあり、墨田川の総鎮守として、船頭や荷船仲間に厚く信仰されていた。
「亀神」
そのため、河川交通の象徴として「亀」が神使とされ、「水」が神紋とされたと思われる 。
その後移転再建され、今では隅田川沿い(社殿背後)に造られた首都高速道路のため、川面は全く見えない。
左の「水神宮碑」には『建久年間坐跡 隅田郡総鎮守「水神宮」』と記されている。
隅田川神社(水神社)
拝殿前参道に、耳のある亀像の一対が置かれている。
東京都墨田区堤通2-17
東武伊勢崎線鐘淵駅下車歩10分