亀〜カメ(6) 亀岡八幡宮(八幡神社)の亀 |
亀岡八幡宮と亀
下掲の三社は、いずれも八幡神を祀る神社で「亀岡八幡宮」と呼ばれる。 |
この社の由緒書によると、 「源義家が勅命で奥州の安部貞任他を征伐の途次、この地で、岩清水八幡に戦勝を祈願したところ、芦檀沼に大霊亀が現れ奇瑞を示した。これに義家は喜び勇んで進み夷賊を討滅.した。凱旋の後、社殿を創建し、康平7年(1064)勅命を以って亀岡八幡宮と称した」とされる。 現在の本殿は明治14(1881)年造営されたものである。 入り口から本殿まで300mを越す参道など広い境内を持つ。 |
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拝殿前の境内に並ぶ亀(対でなく単体) |
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由緒書の故事に因んで、亀は「神亀」とされている。 境内には驚くほど多数の亀像が奉納されているが、いずれも平成10年以降の像である。 「税理士登録・学業成就・金婚・瑞宝章叙勲・天皇陛下即位十年・病気平癒」記念など、亀の形をした記念碑的奉納が、「厄祓い」の亀像と共に並ぶ。(ほとんどの像は単体の奉納) |
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拝殿前の対の亀 「天皇陛下御即位十年記念」 |
平成11年11月12日 大西実栄・典子 |
参道の対の亀 「金婚式記念」 |
平成9年12月1日 横山尚大・瑠璃子 |
これは「なで亀」 |
玉をくわえ龍頭の亀(単体) 四霊獣・甲蟲の王としての亀? 「天皇陛下御即位十年記念」 平成11年11月12日奉納(個人) |
栃木県芳賀郡益子町小宅1369-1 真岡鉄道七井駅より歩30分 |
「延命寺が村の鎮守の八幡宮として管理していた」と相模風土記に載るが、明治の神仏分離で神社として独立した。 亀岡とは当境内が昔なだらかな岡だったところから生まれた呼称だとされる。 この神社名に因んで、阿吽の亀が奉納されている。 |
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平成17年12月 (株)石乃家 奉納
神奈川県逗子市5-2-13 |
貞観2年(860)に社壇を浜の宮の地に築いて岩清水八幡宮の分霊を勧請し阿万郷の氏神として奉祀した。八幡宮の分霊を勧請し阿万郷の氏神として奉祀した。 その後、大風波のため社殿は沈没したので岡の上に祀っていたが、貞永元年(1784)阿万兼友亀岡山の今の地に社殿を造営し、鎌倉の鶴岡八幡宮を参照して亀岡と名付けた。(境内の由緒沿革より) 「亀岡」の神社名に因んで、亀像2対が高い台座に載せて奉納されている。 還暦記念に奉納する慣わしか? また、祭神「八幡神」の神使の「鳩」の石像も拝殿前に対で置かれている。(鳩の項に掲載) |
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神社入り口 鳥居の前 昭和50年(1975)還暦初老記念 還暦者一同多数 |
平成4年(1992)還暦初老記念 阿万還暦者一同 多数 |
拝殿の前囲い内 昭和46年(1971)祝喜寿金婚記念 安部伊三郎・はるの |
昭和45年(1970)4月 還暦者一同 多数 |
兵庫県南あわじ市阿万上町387 淡路島、福良からタクシー20分 |