鯰〜ナマズ(2) 美肌の神、豊玉姫の鯰 … 姫が助けた六尺の大ナマズ |
美肌の湯として知られる、嬉野(うれしの)温泉街の中にある神社。 境内にある縁起によると、豊玉姫神社の歴史は古く、天正年間(1573〜92)兵火のために消失したが、元和年間(1615〜24)には社殿を再建し、藩主鍋島直澄の祈願所となった。 以来、歴代藩主はじめ地元民の尊崇を集めてきた。 |
祭神の豊玉姫は海神の娘で竜宮城の乙姫様として知られ、
古来より水の神、海の神として崇敬されている。 |
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豊玉姫は、嬉野村の池で六尺もの大なまずが汚れて傷つき苦しんでいるのを見て、川辺に湧き出るお湯をかけてやった。 すると、なまずは白く、きれいな肌になって元気になった。 以来、これに感謝した大なまずは姫の「お使い」となり、国に大難が起こりそうになると、池から顔を出して人々に神託を告げたという。 また、このお使いの「なまず」は、肌の病になったとき、なまずに触れると、皮膚病を治し美肌にしてくれたという。 |
神社では、豊玉姫は「美肌の神様」で、姫のお使いの「なまず」に水をかけて祈ると
美肌になるご利益があるとして、境内に社を造って「水かけナマズ」を置いている。 |
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神社境内にあるお使いの「水かけナマズ」 |
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佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙2231-2 |