鼠〜ネズミ 「だいこくさま」の鼠 |
「大黒天と大国主命」は神仏習合して「だいこくさま」と呼ばれる。
鼠が神使とされたのは、大黒天は北(=子=鼠)の方向の神であり、 大国主命は鼠に助けられたとの神話による。 |
「だいこくさま」と鼠
インドの闇黒神「大黒天」は、中国では仏法の守護神・厨房の神となり、日本に入って神道の「大国主命」と習合して福神となった。 この習合は、主として「大黒」と「大国」を「だいこく」と読む字音の類似に起因したものとされている。 寺社(仏教)では「大黒天」を、神社(神道)では「大国主命」を祀る。 近世では、「だいこくさま」は、福徳や豊穣、財宝を人々に与える福神として七福神にも仲間入りしている。 さらに、「大黒天」・「大国主命」の神使は共に「鼠」とされている。 しかし 、「鼠」が神使とされた由縁は両者で異なり、それぞれに諸説あるが、一般的には下記だとされる。
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