〜サル(7)  栄閑院の猿
猿寺 栄閑院
昔、寺にやって来た猿回しが、住職の好意で寺に滞在することになった。
この猿回しは、仏を熱心に祈ると共に境内で猿の芸を披露したりした。
寺は「猿寺」と呼ばれるようになった。

境内には「猿塚」があり、参道の左右に一対の猿の像ががある。
猿像は平成に入ってすぐのもので、寺門の所にあった旧像に代えて置かれた。

なお、この寺には杉田玄白の墓がある。
杉田玄白(1733〜1817)は江戸中期のオランダ外科医で、
蘭学の祖。「解体新書」「蘭学事始」で知られる。

なぜか天空を見上げる猿

東京都港区虎ノ門3−10−10
日比谷線神谷町駅下車、歩約8分