烏〜カラス 熊野神社の八咫烏(ヤタガラス) |
神武天皇は、熊野から八咫烏の案内に従って、無事に大和へ着くことができた。 この故事から、「熊野三社」の神使は三本足の八咫烏とされている。 |
熊野神と神武天皇と八咫烏
神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレヒコノミコト)(神武天皇)は日向の高千穂を出て、大和平定に向かうが、浪速の浜で進路を阻止されて熊野に転ずる。 熊野から大和へは深く険しい山越えがまっていた。 すると、「ここより奥には荒ぶる神が大勢いる。今、天照大神から八咫烏が遣わされるから、その先導に従っていくと良い。」と告げられ、そのとおり八咫烏の案内に従っていくと無事に熊野の山を越えて大和に着くことができた。 大和国を平定して、辛酉の年(紀元前660年)に橿原宮で初代天皇として即位したとされる。 (古事記・日本書紀) この故事から、「熊野三社」(熊野権現)の神使は三本足の八咫烏とされ、神紋や午王宝印などにも用いられている。 また 、八咫烏は道中(交通)安全の守り神として現在でも篤く信仰されている。 熊野の神:熊野三社 |