木菟〜ミミヅク 射楯大神(いたてのおおかみ)の木菟(みみづく)
祭神の射楯大神は、樹木の茂る山々を司る神である。
この祭神の神縁を戴いて、この社の神使は「みみづく」とされた。
射楯兵主(いたてひょうず)神社
射楯兵主神社は、延喜式神明帳に載る社で、養和元年(1182)には播磨国総社となり、「播磨総鎮守の社」
および「姫路城鎮護の社」として崇敬されてきた。
主祭神として、射楯大神(いたてのおおかみ・別名五十猛尊)と兵主大神(
ひょうずのおおかみ・別名大国主命)の2柱を祀る。
  
射楯大神(五十猛尊)とミミヅク

神門 (播磨国総鎮守、姫路御城鎮護の表札)
射楯大神(五十猛尊)は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の御子神として多くの樹種を持って新羅国へ天降られたが、全ての樹種を持ち帰って日本の国土に播殖したことから「植樹の神様」として知られる。
青々と茂れる山々を司る射楯大神の神縁を戴いて、当社の神使は「みみづく」(木菟)とされた。
みみづくは知性の象徴として崇められているが、吉兆を運ぶ瑞鳥ともいわれる。

                              
 (以上 神社のパンフレットより)

総社御門
平成18年(2006)11月に、豪華な総社御門が完成した。
この総社御門の前に神橋が架かるが、
その四隅の橋柱にはこの社の神使、ミミヅクの像が置かれている。
諸願成就のみみづくの絵馬

境内には「撫でみみづく」もあり、立て札にはこう書かれている。

<知性の象徴・吉兆を授ける瑞鳥「みみづく」は古来より射楯兵主神社の神使として多くの人々から尊ばれ崇められてまいりました。このみみづく像を撫でられ大神さまの大いなる御神徳を余すところなくお受け下さい。>

兵庫県姫路市総社本町190
JR山陽本線姫路駅下車、徒歩15分(姫路城大手門の東)