〜サギ 日本武尊の白鷺(しらさぎ)
日本武尊と「白鳥伝説」
日本武尊(やまとたけるのみこと)は、東国征伐の帰路、伊吹山の戦いで病を得て、大和を目前にした三重(伊勢)の能煩野(のぼの)で大和への強い望郷の念を残しながら没した。
尊の霊魂は、大きな白い鳥となって墓から飛び立ち、全国各地に飛来したとされる。
  
白鷺神社

当社は延暦2年(783)の鎮座で主祭神は日本武尊。
当社の祭神、日本武尊の神使は上記の白鳥伝説の大白鳥に由来して白鷺(しらさぎ)とされている。
神紋も白鷺で、「翔舞殿(しょうぶでん)」前には左右一対の白鷺の石像が奉納されている。
また手水舎の水口も白鷺。



「翔舞殿」前の左右一対の白鷺像


平成18年(2006)3月奉納


「平和の剣」を納めた「翔舞殿」の内部…日本一大きい剣の柄には鷺の紋、中央に日本武尊像


手水舎の白鷺の水口


翔舞殿中央に立つ日本武尊像


鎮座1220年の記念事業として、日本武尊の「草薙の剣」の霊力にあやかって、世界平和・国家繁栄・人々の幸福を祈念して、「平和の剣」を「翔舞殿」に納めた(平成17年)。
「平和の剣」は鎮座年数に因んだ長さ1220cmの青銅製で、日本一の大きさ。
「翔舞殿」は白鷺が羽を広げて「平和の剣」を抱え護る姿で、地球をイメージしたもの。
また、「翔舞殿」の中央には日本武尊の等身大の像がある。



                  栃木県河内郡上三川町しらさぎ1-41-6
           関東バス、JR宇都宮駅から上三川車庫行で30分、「白鷺神社前」下車