〜トビ(2) 神武天皇の金鵄(キンシ〜金色の鳶
神武天皇が東征の折、弓の先に金色の鳶(金鵄)が飛来して勝利をもたらした。
  
月隈・八幡神社

境内に、「神武天皇」と彫られた石柱上に鳥がとまっている碑がある。
この鳥は、日本書紀に載る「金鵄
(キンシ)」と呼ばれる「金色の鳶(トビ)」。

神武天皇(カムヤマトイワレビコノミコト)が日向(宮崎県)から東征の途次、長髄彦(ナガスネヒコ)との戦いで苦戦していると、金鵄が天皇の弓の上端に飛来し、金色のまばゆい光を発して敵兵の目をくらまして勝利をもたらしたという。
神武天皇は、その後、大和を平定して橿原(かしはら)で初代天皇として即位されたとされる。
現在は廃止されているが、明治22年に制定された軍人の最高位の勲章、「金鵄勲章」(キンシクンショウ)はこの伝承に由来する。
この碑は、皇紀2600年を記念して昭和15年に建てられたものと思われる。
昭和15年(1940)発行の切手
「紀元二千六百年記念切手、金鵄、弐銭」

福岡県福岡市博多区月隈3
「福岡空港前」からバス8分