〜ツル 伊和神社の鶴
伊和(いわ)神社は播磨一の宮、延喜式では名神大社、創祀:西暦144または564年。
祭神:大己貴神(大国主神) 配神:少彦名神、下照姫神

伊和神社

欽明天皇の御代(564)、領主伊和恒郷に「我を祀れ」とのご神託があり、一夜のうちに木々が生い茂り空には鶴が群れ舞い、大きな白鶴二羽が石上に北を向き羽を休めていた。
その場所に社殿を造営したのが当社の始まりと伝わる。
鶴のいた石を
鶴石と称し今も本殿裏に存在する。
また、社殿が北向きなのも鶴が北向きだったためという。
鶴が神使とされた。



鶴石(本殿の奥裏にある)
  
社殿は前から拝殿・幣殿・本殿と縦に並ぶが、神使の鶴像は真ん中の幣殿の回廊左右に置かれている。
青銅製。

                  兵庫県宍粟(しそう)市一宮町須行名(すぎょうめ)
                   JR姫路駅より神姫バスで途中乗り換えて1時間20分


【付録】春清寺(東京都三鷹市新川4-4-22)の石の鶴
    
石で造った鶴は珍しい。境内に二羽置かれている。