鶴〜ツル(2) 宇摩志麻遲命(物部神社)の鶴 |
祭神の父神である饒速日命(にぎはやひのみこと)は十種神宝(とくさのかんだから)を奉じ、天磐舟(あまのいわぶね)に乗って大和国哮峯(いかるがみね)に天降られた。 父神の偉業を継いで、ご祭神は初代天皇神武天皇の時代に各地の凶賊の平定や国土開拓に尽くされた。 |
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事業の最後に、ご祭神、宇摩志麻遲命は、鶴に乗って石見国の鶴降山(つるぶさん)に降臨され、山頂で国見をされた際、神社の裏山「八百山」が天香具山(あまのかぐやま)こ似ていることから、当地に宮居を築き鎮座された。 この故事に因んで、真っ赤な太陽を背負った鶴(ひおい鶴)の図が物部神社の神紋と定められ、鶴が神使とされた。 |